修理工房をスタートポイントとして P.A.C は2000年の1月1日に京都市中京区に誕生しました。
P.A.Cのシステムの中核となるのが、古いものの修復がテーマの販売店舗であるPro Antiques "古夢"。さらに「PAC tenkuu」という商品仕入れチーム、「PAC Renovate」という店舗制作や制作修理を行う工房の三つが組み合わせて、三位一体のシステム P.A.C が誕生しました。
一般市場。つまり、ごく普通におこなわれている展開として、アトリエ工房やショップの多くは単体で機能しています。たいていが品物を仕入れて購入し、単に仕入れて売るという転売を主体に営業しています。
それで良いのだろうか?。と私たちは考えました。
特に古いものや建物、あるいは土地についてののアプローチ対して、自分達が積極的に介入し、「今」の中で実用として生きていく様に変化させるべきではないのかと。
自分達が直接発見にアプローチし、修復について分析し、徹底的な修復やリノベーションや制作。さらには日本のものに特化してそれを売っていくということ。またはそもそも日本の「古い」をデザインし作り出していくこと。
つまり情報の解析と企画から製造から販売までを一貫して統合的に組み合わせるという試みは、持続的なモチベーションの保持と実戦本位の手仕事の実力が必要で、常にそこから挑戦を続けることを意味しています。
2019年からはそこに「P.A.C farm "EBISU"」が加わり、一次産品の製作と加工に着手しました。 私たちは修理工房が発祥であるだけに「手作り」と「伝える」ということをイメージワードに日本の「これから」について考え、自分達で少しづつ価値を創り、そして継なげつづける活動に取り組んで参ります。